HOW TO 調理器具等について


クッカー




クッカーの選び方

クッカーとは野外用食器&調理器具セットのこと。
金属製なので破損しにくく、スタッキング(重ねて収納)可能なものが多く持ち運びにも便利です。

Point
素材の特性を知り、ニーズに合ったものを選びます。
クッカーの選び方

キャンプを彩る料理の必需品

コンパクトに収納でき、重ねて運びやすくしたキャンプ用に作られた鍋類のセットのことです。トレッキングではコッヘルともいいます。 ガスや直火にかけて調理することはもちろん、そのまま食器として使用するものも。

一人用で鍋と器を兼ねたものを『ソロクッカー』、大人数用(4~5人)の物を『ファミリークッカー』と呼びます。ソロクッカーはガスのボンベを詰めてパッキンできるサイズの物がおススメです。

クッカーを選ぶときのポイントは『収納性』と『熱伝導性』。目的に合わせてタイプや素材を使い分けることで、もっと快適にアウトドアでの食事を楽しむことが出来ます。

調理器具素材の違いと決め手

アウトドアの醍醐味といえばやっぱり「そとごはん」!
作りたいものを予め決めて、効率よくおいしくつくりましょう。
ここでは代表的な素材のクッカーをご紹介します。

熱伝導性 高→低
素材名 アルミニウム ステンレス チタン
基本情報 熱伝導性の良さから、フランス料理やラーメン屋でも多く使われる素材 昔から使用されている一般的な素材。中華なべなどに使われる 鉄にクロームやニッケルを合わせた合金 イオン化しない(金属の成分が水に溶け出さない)素材
メリット
  • 熱伝導率が高い。(調理が早い)
  • 軽い
  • 鉄分補給が出来る。
  • 熱伝導性が比較的良い。
  • サビに強い。
  • メンテナンスが容易。
  • 比較的軽い。
  • 比較的傷つきにくい。
  • 水をおいしく飲める。
デメリット
  • キズがつきやすい。
  • 腐食しやすい。(サビなど)
  • ◎『アルマイト加工』してあれば大丈夫!
  • 極めて腐食しやすい(サビなど)
  • ◎使用前後、保管中のメンテナンスが重要!
  • 熱伝導が悪い。(調理に時間が掛かる)
  • 焦げ付きやすい。
  • 熱伝導が悪い。(調理に時間が掛かる)
  • 焦げ付きやすい。
向いている料理
  • オールマイティ
  • 炒めや焼きもOK
  • 水分の多い料理(煮物など)
  • 水分の多い料理(煮物など)
  • 水分の多い料理(煮物など)

アルミニウム

熱伝導性
基本情報 熱伝導性の良さから、フランス料理やラーメン屋でも多く使われる素材
メリット
  • 熱伝導率が高い。
    (調理が早い)
  • 軽い
デメリット
  • キズがつきやすい。
  • 腐食しやすい。(サビなど)
  • ◎『アルマイト加工』してあれば大丈夫!
向いている料理
  • オールマイティ
  • 炒めや焼きもOK

熱伝導性
基本情報 昔から使用されている一般的な素材。中華なべなどに使われる
メリット
  • 鉄分補給が出来る。
  • 熱伝導性が比較的良い。
デメリット
  • 極めて腐食しやすい(サビなど)
  • ◎使用前後、保管中のメンテナンスが重要!
向いている料理
  • 水分の多い料理(煮物など)

ステンレス

熱伝導性
基本情報 鉄にクロームやニッケルを合わせた合金
メリット
  • サビに強い。
  • メンテナンスが容易。
デメリット
  • 熱伝導が悪い。(調理に時間が掛かる)
  • 焦げ付きやすい。
向いている料理
  • 水分の多い料理(煮物など)

チタン

熱伝導性
基本情報 イオン化しない(金属の成分が水に溶け出さない)素材
メリット
  • 比較的軽い。
  • 比較的傷つきにくい。
  • 水をおいしく飲める。
デメリット
  • 熱伝導が悪い。(調理に時間が掛かる)
  • 焦げ付きやすい。
向いている料理
  • 水分の多い料理(煮物など)

熱伝導性や向いている調理法、お手入れの度合い等、作りたい料理に合わせて選びましょう。


合わせて読みたいオススメ記事