HOW TO トレッキングシューズについて


選び方


用途とシューズの種類

これらのシューズにはそれぞれに特徴があります。
まずは自分の目的にあったシューズを選ぶようにしましょう。

  ハイキング・ウォーキング ライトトレッキング トレッキング アルパイン
基本情報

整地された場所や平坦なコース向き
足首を自由に動かせ、軽いので動きやすいのが特徴です。
普段使いやキャンプの際にもオススメ。

岩場の少ない低山や里山向き
ミッドカットタイプで足首を適度に保護してくれます。
初めてでも履きやすく、ソールは比較的やわらかめ。

2000m以下程度の山歩き向き
少し固めのアッパーで、足首と筋肉の無駄な動きを抑えパフォーマンス性を上げます。
ソールのミゾで、凹凸の地面でも歩きやすさが増します。

歩行時間が長く、岩場の多いハードな登山向き
足をしっかりホールドし、長時間の歩行をサポート。
ソールが固いので、岩場での安定感があり、体重と荷物の重さを支えてくれます。

歩行時間 1〜2時間 2〜4時間 3〜6時間

森林限界を超える長時間歩行・縦走・残雪用

距離 2〜4km 2〜4km -
標高差 200m以下 600m以下 900m以下
ハイキング・ウォーキング
基本情報

整地された場所や平坦なコース向き
足首を自由に動かせ、軽いので動きやすいのが特徴です。
普段使いやキャンプの際にもオススメ。

歩行時間 1〜2時間
距離 2〜4km
標高差 200m以下
ライトトレッキング
基本情報

岩場の少ない低山や里山向き
ミッドカットタイプで足首を適度に保護してくれます。
初めてでも履きやすく、ソールは比較的やわらかめ。

歩行時間 2〜4時間
距離 2〜4km
標高差 600m以下
トレッキング
基本情報

2000m以下程度の山歩き向き
少し固めのアッパーで、足首と筋肉の無駄な動きを抑えパフォーマンス性を上げます。
ソールのミゾで、凹凸の地面でも歩きやすさが増します。

歩行時間 3〜6時間
距離
標高差 900m以下
アルパイン
基本情報

歩行時間が長く、岩場の多いハードな登山向き
足をしっかりホールドし、長時間の歩行をサポート。
ソールが固いので、岩場での安定感があり、体重と荷物の重さを支えてくれます。

歩行時間

森林限界を超える長時間歩行・縦走・残雪用

距離
標高差

機能性・機能素材

防水性

山歩きでは、濡れた地面を歩くことや雷雨や夕立など天候の変化で濡れることが少なくありません。そのため、防水性のしっかりしたゴアテックス素材のシューズがおすすめです。

クッション性

柔らかすぎると硬めのものと比べて安定性が落ちます。樹林帯など平らな道を歩く場合は靴底の柔らかいもの、岩場など足下の不安定な場所を歩く場合は靴底の硬いものというように行き先によって選びましょう。

オススメ機能素材

ゴアテックス(防水透湿性素材)
耐久性に優れた防水性で高度の透湿性を同時に実現。
高温多湿な環境下でもくつの内部環境を適切に調整。

ヴィブラムソール
山地や岩場でのグリップ性、衝撃を和らげる弾力性や、耐摩耗性に優れている。

フィッティングの仕方

目的に合わせたシューズを決めたら次はフィッティングです。シューズは小さすぎても大きすぎても×。正しいフィッティングで最適なシューズ選びをしましょう。

試し履きの仕方

実際に登山用のソックスを履いた状態で試しましょう。

ひもをゆるめてつま先を前につけます。

そのままの状態で膝を軽く曲げ、かかとに指が一本入るくらいが目安。

そのままかかと寄りに足を動かし、つま先に空間を作ります。そして、つま先の方からフィットするように調節しながら紐を締めていきます。

両足を履いて、ひもを緩めた状態で歩き回ります。上り坂や下り坂も試して、足幅や甲の高さ、指先、くるぶしなど、当たるところがないかをチェック。

靴ひもの締め方

実際に使用する際は、登りと下りでひもの締め方を変えると足への負担をやわらげられます。

登り
足首部をややゆるめて、足首を動かしやすくします。

下り
足首部をややきつくし、つま先にゆとりを確保します。