HOW TO シュラフについて


シュラフの構造




快適な睡眠はアウトドアを楽しむ為には重要

シュラフの構造

気室

キルティングによって区切られた空気の部屋。その中に中綿を詰めて空気を保温します。気室がいくつかに区切られているのは、熱の発散を最小限に抑えるためです。

ダブルファスナー

ファスナーが2つ付いたダブルファスナー式だと、スリーピングバッグを全開にしてつなげたり、足元だけ開けたりとバリエーションが増えます。

裏地

体に触れる部分なので、肌触りの良いものを選びましょう。吸湿性の善し悪しも大きなポイントです。封筒型はコットン、マミー型はナイロンが多くなっています。

中綿

中綿は空気の層を多く持ち、その空気が体温によって温められるため保温性が発揮できます。

表地

封筒型の場合ポリエステルとコットンの混紡、マミー型の場合はナイロンが主流です。

キルティング

内部の綿が片寄ってしまわないように縫製されています。スリーピングバッグの形状によりさまざまな縫製の形があります。

収納

収納時の作業は、袋に合わせてたたむ、縛る、袋に入れると結構面倒なので、コンプレッションベルトが付いているものが便利です。

ファスナーに関して

上下連結の仕方

フルオープンにして外します。この状態で上下合わせをし、ファスナーをはめていきます。ファスナーの雄雌が合い連結が出来ます。

上下連結時のファスナーのズレに関して

ファスナーの採寸は、雄雌合わせた状態での長さでおこないます。目の数で採寸するわけではないので、異なるファスナー同士 の組み合わせになる2枚連結時は、どうしても長さのブレが生じます。ファスナーの総長は270~300cmにもなる為、ズレも10cm前後発生してしまう 場合がほとんどです。(YKK製のファスナーを使用しても同様)

2枚重ねの効果

夏などの暖かい季節だけしかキャンプをしないという人は夏用のシュラフだけでも良いですが、冬もキャンプをするという人は 冬用のシュラフも用意しましょう。よく「夏用を2枚重ねにすればいい」という人がいますが、これでは外側のシュラフが温まらず、冬用ほどの保温力は得られ ません。また、冬用に装備されている防寒機能も夏用ではないので、快眠は得にくいです。


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