シュラフの違い
用途に合わせたシュラフを使って快適に過ごそう
保温力(綿量)
保温力は使用素材と単一面積あたりの面量で決まります。
温度 | 対応シーズン |
10℃以上 | 夏、低い山向き |
5℃以上 | 2シーズン(春・夏)対応 |
0℃以上 | 3シーズン(春・夏・秋)対応 |
表面の素材の違いと特徴 | |
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ダウン | 軽量で保温性の高い天然素材。 ダウン90%、スモールフェザー10%がもっとも良いとされている。 |
ホロファイバー | ポリエステルの繊維一本一本にマカロニのような穴が開いている中綿素材。 繊維内に空気を溜めることで保温性を高める機能を持つ。 |
4ホールファイバー | 繊維に4つの穴が開いた高性能ポリエステル中空素材。 復元力が高く少ない量でも保温性を発揮する。 |
サーモライトエクストリーム | 保温、コンパクト性に優れた”極繊維”。 ダウン以上の保温性を発揮する素材 |
- 表面の素材がナイロンだと発汗性がなく蒸れやすい。
- コットンを使用しているものだと吸湿・発汗性も高くてよい。
- ピロー(枕)などの付属品がついているとなおGood
素材の特徴
※コットンとポリエステルの混紡
「羽毛」と「化繊」の違い
シュラフの中綿は、大きく分けると「羽毛」と「化繊」の2種類があります。羽毛(ダウン)は、軽くて温かいのが最大の特徴。しかし、一度濡れると保温力が極端に下がってしまうという短所もあります。また、洗濯には羽毛専用の洗剤を使用するなど、メンテナンスに多少の専門知識を必要とします。化学繊維、つまりポリエステルなどの合成繊維は、羽毛に比べて少々かさばりますが、濡れても保温性能は大きく変わらず、洗濯などのメンテナンスがしやすいのが最大の特徴。羽毛に比べて価格がリーズナブルという点も魅力です。
シュラフの選び方ポイント
対応シーズンの確認
- 3シーズン・・・春・夏・秋に使用できるもの。
- オールシーズン・・・雪山などの過酷な条件でも使用可。(夏場は避けたほうがベター)
- サマーシーズン・・・夏場に使える薄手のもの。
冬場にサマーシーズン対応のシュラフを重ねて使用しても温度を保つことはできません。それぞれのシーズンに対応するシュラフを揃えるのが1番オススメです。