レイヤリングの仕方
レイヤリングをすることで、各ウェアの特化した機能も合わさり、相乗効果を得ることが出来ます。各ウェアにはその役割があるので、コンディションに合わせて適切なレイヤリングをするようにしましょう。また、登山中の発汗と体感温度に応じて、脱ぎ着をこまめに行い、体温の調節を行いましょう。
種類 | 役割 | 特徴 |
---|---|---|
1stレイヤー | 吸汗・保温 | 肌に汗を残さないような素材が必要です。また、春山、秋山は冷えるので、発熱効果のあるものがオススメです。 |
2ndレイヤー | 吸汗・保温 (1stのサポート) |
1stレイヤーから放出された余分な水分を放出するとともに、濡れ戻りを防ぐ素材がオススメです。 |
ミッドレイヤー | 保温・通気 | 体温調整のため、アウターを脱いだ際のためにも撥水機能は必要です。また、パッキングした際の軽量性、コンパクトさも重要です。 |
アウター | 防水・防風 | 防水透湿性のあるアウターによって、雨や雪の浸入防止、発汗による温度上昇を最低限に抑えるものがオススメです。 |
ナイロンとポリエステルの違い
ナイロンもポリエステルも合成繊維を代表する繊維の一種です。
ナイロン
軽くて摩耗と引き裂きに強く、また伸縮性が高いのが特徴です。
ポリエステル
耐熱性があり衝撃に強く速乾性に優れ、洗濯による伸びが少ないのが特徴です。
これらを踏まえ、トレッキング用のアウターやパンツには、岩肌の摩耗や引き裂きに強いナイロン製のものを、ベースレイヤーやフリースには速乾性に優れたポリエステル製がオススメです。